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『マクロビオティック(Macrobiotic)』とは、ギリシャ語を語源とした「大きな(マクロ)」「生命の(ビオス)」「術・学(ティック)」から成る言葉で、いわば『長く思いっきり生きるための理論と方法』ということです。
あのマドンナが、日本人のマクロビ料理のプライベートシェフを雇っていることでも話題になりました。マドンナの若さの秘密はマクロビ料理にあり?!ということでしょうか。他にもハリウッドスターやスーパーモデルたちが実践している食事法として脚光を浴び、ここにきて日本でも広がりつつあるのですが、もともとは日本の伝統食をベースにした「食養生法」として、すでに50年以上の歴史があります。
マクロビオティックは、健康な肉体と精神は食べ物と環境から成るという考え方のもと、その土地でとれる旬のものをできるだけ丸ごと食べよう(身土不二、一物全体)というのが基本です。穀物や旬の野菜、豆類、海藻などを食べていれば栄養的に足りない物はほとんどないといわれています。もちろん、できるだけ無農薬、無化学肥料のものを食べなければなりません。農薬や化学肥料が使われている作物には、ほんらい持っているエネルギーがなくなっています。そのようなものをいくら食べても血や肉にはならないのです。
さらに大切なことは、作る人の気持ちです。美味しくなれ、美味しくなれと思いながら作ればさらに美味しくなりますし、愛情のないひとが作ったものは、どんなに見た目がよくても、添加物まみれのものを食べた方が体にいいとさえいうひともいるくらいです。

【身土不二とは】
「人(身)と生きる環境(土)は密接な関係があり別々ではない(不二)。」という意味。だから、自分が生活する土地で採れた食べ物をその季節に応じて食べることが身体に良い、という考え方を示しています。
熱帯地方や夏に採れる野菜や果物には身体を冷やす性質がありますし、一方、寒冷地方や冬に採れる根菜類には身体を温める働きがあります。例えば、冬に熱帯産のバナナやパイナップルを食べたり、夏野菜のトマトやキュウリを食べると、冷えて体調を崩すことがありますが、それは身体にとって不自然だからです。
その土地に暮らす人に必要なものが、季節に応じて自然の恵みとして与えられている。日本では四季折々に採れる旬の食物があり、それらを食べることで私たちの身体は健やかに保たれるというわけです。
【一物全体とは】
「一つの食物は、種子、実、葉、根、皮など、全体で調和している。」という意味。だから、穀物も野菜もできるだけ丸ごと食べることが身体に良い、という考え方を示しています。
穀物や野菜の皮には、それ以外の部分にはないビタミンやミネラルが多く含まれています。お米は精米する前の玄米の方が、だんぜん栄養価が高い。大根やごぼう、人参、生姜などは、皮ごと食べた方が栄養バランスがいいし、生ゴミも減って一石二鳥。実も根も葉も皮も含め、その食材丸ごとの命を感謝していただくことで、私たちの健やかな身体が作られるというわけです。
自給自足で暮らしていた昔の日本人は、身近にあるものを食べ、自然に【身土不二】【一物全体】ということが守られていました。ところが、ものや情報が氾濫する現代に暮らす私たちは、頭を使い自分で判断し選択しなければ、自然な暮らしができなくなっています。かつてなかったような病気の増加は、環境や季節を無視して様々なものを食べるようになったことも原因と考えられています。改めて伝統食を見直し、正しい食事をすることは、健康で楽しく前向きに生きることにつながるのですね。
またマクロビオティックでは、「陰陽」の考え方もあります。これは、陽性な食べ物は体を温め、
陰性な食べ物は体を冷やすというのです。玄米や味噌、根菜類が陽性の食べ物の代表で、砂糖やアルコールが陰性の食べ物の代表です。体が健康であるためには,陽にも陰にも偏っていないバランスがとれた中庸の状態を保っていることが大切です。現代人は、白米など精製されたもの、砂糖、季節はずれの果物のとりすぎでいつも体が冷えています。マクロビオティックの料理に、玄米や味噌、根菜類を使った料理が多いのは冷えている体を中庸へもっていくためです。
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